足がつるときにアルコールは体にとってどのような影響を与えるのでしょうか。足がつることに悪い影響があるのか、それほどでもないのか?とても気になるところです。アルコールは体にどのような影響を与えるのかを見て行きましょう。足がつることをどうにか改善したい人は必見です。
アルコールは足がつるときに飲んでもいい?
お酒の付き合いはあちこちでありますよね。会社、地域、友達、同窓会・・・人との付き合いに欠かせないものとなっています。また、年末年始や年度初めなど、お酒を飲む機会の多いときというのもあります。
いずれにしても、足のつりにはアルコールはあまりよいとは言えません。実は、アルコールそのものが足のつりを誘発させやすいのです。
アルコールは足つりを誘発しやすい理由
足がつってしまう原因の1つにミネラル不足が挙げられますが、アルコールには利尿作用がありますから、水分と一緒にマグネシウムやカルシウム、カリウムといったミネラルが排出されてしまいます。さらに、肝臓がアルコールを分解するときにも、ミネラル類、たんぱく質、やビタミン類なども消費されてしまうのです。
筋肉の収縮を調整するマグネシウムやカルシウム、カリウムは、足つりの予防・改善には欠かせない成分です。アルコールを飲むとこれらの成分が体内に不足してしまうことから、さらに足がつりやすい状況を作ってしまいます。
飲み過ぎに注意!ミネラル不足にならないためには?
楽しいお酒の席ばかりではなく、単なる付き合いでのお酒の席でもアルコールを飲まなければならないですし、そのせいで足がつってしまったら本当に最悪としか言いようがありません。何か対策はあるのでしょうか。
<飲み過ぎないようにする>
飲み過ぎればそれだけ利尿作用もはたらきますし、マグネシウムやカリウムも排出されるのですから、ここは飲み過ぎないようにすることが大切です。飲み過ぎないようにするためには、あらかじめ飲む量を決めておいたり、周りに告知する、ハンドルキーパーになるなどの方法があります。
<おつまみを厳選する>
マグネシウムやカリウムが排出されやすいのであれば、ミネラルが豊富なお料理やおつまみを頼むのもひとつの方法と言えます。
- 冷ややっこ
- 揚げ出し豆腐
- 枝豆
- 海藻サラダ
- イワシの丸干し
- サラダ類
- フルーツ
一般的に大豆製品と海藻類、野菜類を中心としたおつまみを食べることでマグネシウムやカリウム、カルシウムの摂取ができます。
また、マグネシウムを摂取することは、足のつりだけでなく、生理前の不調(PMS)や片頭痛を予防することができるので多くの女性の味方とも言える成分でしょう。このほかにも、便秘気味という人はマグネシウムが不足していることが多いので、そちらからのアプローチにも有効です。
<サプリメントで補助>
ミネラルを防ぐために、サプリメントへ頼るのも良いでしょう。カルシウムやマグネシウムのサプリメントを選んで買うことも良いですが、足がつってしまう方に足りていない栄養素をバランスよく補うことができる専用のサプリメントも販売されています。
下記記事でサプリメント選びの基準やおすすめのサプリメントをまとめていますので、参考にしてみてください。
アルコール飲むなら何がベスト?
最近は飲み放題のシステムを取っている場合が多く、あらゆる種類のアルコールが準備されているお店も多いようです。アルコールを飲むときに、特にこだわりがないという人はどの種類のアルコールを飲むと良いのでしょうか。
<ワイン>
赤ワインには、100mlあたり110㎎のカリウムが含まれています。白ワインやロゼワインは60mg含まれています。赤ワインであれば、ポリフェールも摂取できますし、体に良い成分も同時に摂取できます。しかし、ワインによっては防腐剤の問題などもあり、飲み過ぎは禁物です。できれば産地がしっかりしているものを選ぶようにしましょう。あまりに安価な種類の外国産のものは避けた方が無難です。
<ビール・発泡酒>
ビールは34mg、発泡酒は13mgのカリウムが含まれています。ビアガーデンなどで出番の多いビール類はカリウムの量は少なめです。しかし、ワインと比べると量をこなすことを考えると、そこそこカリウムが摂取できるとも取れます。
足がつるときにアルコールはOK?まとめ
足がつるときにアルコールの摂取はほどほどにしておいた方が良さそうです。飲み過ぎると、利尿効果や尿中にマグネシウムとカリウムが同時に排出されることもあり、マグネシウムとカリウム不足になってしまいます。
飲んだ後に足がつりやすいというのは当然の流れなのかもしれません。おつまみにマグネシウムやカリウムが豊富な大豆製品や海藻類などを意識して食べるようにしたり、サプリメントで補うことで、不足しがちなミネラルを摂取することができます。