足がつることを改善する方法を知っているのと知らないのとでは大きな差が生まれます。年齢を重ねると足がつる人が多くなりますし、中には週に何回も足がつるという人も出て来ます。やはり、足がつることを改善する方法は知っておくと大変便利です。自分自身だけでなく、家族や友人が困ったときにも役立つ方法を身に着けましょう。
足がつる原因
足がつったときの改善法を知っておく前に大切なのは、足がつる原因そのものを知っておくことです。足がつる原因にはいくつかの理由がありますが、中には足がつることが何らかの病気の兆候を示す場合もあります。そのような場合は、足がつる改善法を実践したとしても、効果がありません。むしろ、足のつりそのものが回数が多くなったりします。このような場合は、すぐにでも病院で診察を受けることが大切です。
足がつる原因とは・・・
- ミネラルの不足
- 水分の不足
- 冷え
- 筋肉の疲労(運動のし過ぎ)
- 運動不足
- 妊娠
- 加齢
- 何らかの病気によるもの
があります。何らかの病気によるものというのは、糖尿病や高血圧、肝臓の病気、閉塞性動脈硬化症などの可能性があります。足がつる原因の中で対処しやすいものとそうでないものがあります。妊娠や加齢については対処すべきことが違って来るので、改善法も違って来ます。
足がつったときの改善法
足がつる原因が分かったら、次は改善法について考えて行きましょう。足がつるということは、いくつかの原因がありましたが、それに応じた改善法を行うことが必要です。もし、足がつる原因そのものが分からないという場合は、改善方法のうちできる限りのことを行ってみて、それでも改善が見られないときには何らかの病気の可能性があるので病院へ行くことを考えましょう。
<ミネラル補給について>
ミネラル補給についてですが、足のつりに関係しているのは、マグネシウム、カルシウム、カリウムです。これらのミネラルを摂取することが必要ですし、それを継続することが大切です。この中で摂取が難しいと思われるのは、マグネシウムとカルシウムかもしれません。これらふたつのミネラルは比率も大事になって来ます。特にマグネシウムの摂取は、どの食品に含まれているのかピンと来ないという人も多いので難しいと思われます。
一方、カルシウムに関しては乳製品や小魚などどの食品に含まれているかも分かりやすいということもあり、意識することはそう難しいことではありません。また、カリウムに関しては、カリウムというミネラルそのものが、微量ではありますが、あらゆる食品に含まれているので、それなりの量の食事を摂っていれば自然と摂取できます。食が細い人や極端な食事制限をしている人以外はそこそこの量の摂取ができていると思われます。
自炊をすることが難しいとか乳製品がどうしても苦手とかマグネシウムとカルシウムの摂取が難しいと思われる場合はサプリメントでの摂取が良いでしょう。最近見かける足のつりの改善のためのサプリメント、この商品がなかなか効果があるということで人気があります。続けることで「足がつらなくなった」「外出先でも不安にならずに済む」など心強い味方となります。
<正しい水分の補給について>
水分の補給はただ飲めばよいというものではありません。喉が渇く前に飲むことが重要で、一気にたくさんの量の水分を摂るのではなく、こまめに摂ることが必要です。その際には、水やお茶にしましょう。イオン飲料もミネラルが摂取できるので良いのですが、飲み過ぎるのはNGです。ジュースやコーヒーなどは水分摂取として捉えないようにしましょう。
<冷えの対処法について>
冷えの対処法は、ふくらはぎをマッサージすることからはじめましょう。ふくらはぎをマッサージすることで全身の血流が良くなります。また、保温することも大切ですから、レッグウォーマーや靴下を利用することをお勧めします。温かい飲み物を飲むことも効果的です。
<筋肉の疲労を緩和するには>
筋肉の疲労を緩和する方法は、やはりマッサージをしてほぐすことが一番です。湯船の中で血流が良くなった状態で行うのも効果的。また、筋肉の疲労を取り除く効果のあるビタミンB群やクエン酸を摂取することも効果的でしょう。
足がつったときに慌てないで行うこと
足がつったときには、早くその状態から抜け出したいと思うものです。夜中や朝型に足がつって困ったらどうすればよいのでしょうか。
足の裏を壁など固い場所につけ、足先を握って、自分の方に引き寄せます。ゆっくり行うようにしましょう。これで、ふくらはぎが伸びるのを感じたと思います。この一連の動きを繰り返して行ううちに、足のつりが解消されるので、その後に優しくマッサージを行うようにしましょう。
足がつることを改善する方法まとめ
足がつることを改善する方法については、まずはどうして足がつるのかを考えることが大切です。足がつるということは何らかの原因がありますから、原因に添った改善法を行うことが必要です。
もし、改善法を行っても足のつりが治まらないという場合は、何かの病気の症状として足のつりが出ていることがあります。この場合は、病院で検査をしてもらう方が良さそうです。