ナトリウムとは?
そもそもナトリウムというものはどの様なもので、体内にあるのはいいけれども、今回の足がつることとどの様な関連があるのか疑問に思われる方も多いと思います。まずはナトリウムの体内での役割について知っておきましょう。
ナトリウムは体内の血管の中や細胞の中に存在している物質の1つです。
なじみ深いところで言えば、塩を想像していただけると少しわかりやすいかもしれません。あのしょっぱい成分はナトリウムと塩素が組み合わさり出来ています。
塩と言うと、汗をイメージされる方もいると思うのですが、実際に汗にも関連している物質で体内の水分調整を行う働きを持っています。
足がつることの原因は様々知られているのですが、その1つに水分不足があります。
ナトリウム不足で脱水症状を引き起こし足がつるのです。人はナトリウムを始め様々な電解質といわれる物質の微妙なバランスの中で生きています。少しでもバランスを崩すと体のどこかに不調をきたす可能性が出てくるのです。
ナトリウムが足りない場合にはどうしたらよいのか?
ナトリウムは塩に入っていますので、塩を適量なめれば大丈夫なのです。
予防策として汗をかきはじめたら、適度に塩をなめたり、スポーツ飲料をのむとよいです。実際に、スポーツ選手でも汗をかくので、塩分濃度の高めのスポーツ飲料を飲んだり調整して、パフォーマンスレベルを下げないようにしている人もいます。
また、和食の調味料にも含まれますので、日ごろからうまく利用していけば、足がつることへの予防ができます。
ただし、塩分濃度や水分量というのはもともと高血圧も持っていたり、心不全などの心臓関連の疾患を持っていらっしゃる方にとっては注意すべき項目ですので、そこは医師に相談の上での調整が必要になりますので、覚えておきましょう。
ナトリウムの多い食品
- うめ干し(8700)
- 豆板醤7000
- しょうゆ(5700)
- ザーサイ(5400)
- みそ5100
- オイスターソース(4500)
- しお(39000)
- 昆布茶(19000)
- 固形コンソメ(17000)
- カットわかめ(9500)
*食品100g当たりのナトリウムの含有量(単位:mg)
含有量が多いものはやはりイメージとしてしょっぱいものが多いです。
ナトリウムを余計に摂取してしまったら?
ナトリウムを余計に摂取してしまったら汗をかくことです。
ナトリウムは汗とともに体外に排出される特徴を持っていますので、とりあえず汗をかくことが重要です。
運動などで汗をかくことは、体力的にも時間的にも厳しいという方は半身浴などで汗をかくというのも1つのいい方法になります。
まとめ
ナトリウムは普段の食事から摂取している成分です。
1日の推奨量として男8g未満、女7g未満とされており、ナトリウムをしっかりと摂取することにより、足がつることへの予防策にもなります。
特にナトリウムは汗などと関連する部分もありますので、運動される方にとっては予防のために摂取するが大切です。
ですが、摂取し過ぎると血圧が上がってしまったりなんらかの病気にも繋がりかねないので注意も必要です。