足がつるならストレッチが効果的です。
ストレッチは自宅で簡単にできるものですし、隙間時間の有効活用にもなります。また、ストレッチは運動神経の良さも関係なくできますから、足がつって困っている人すべてに有効な解消方法と言えます。足つりに困っている人は今日からはじめてみませんか?
足がつるときに効果的なストレッチ
ストレッチは、自宅でも簡単にできますし、準備するものもないため、すぐにでも取り掛かることができます。また、年齢と性別問わずにできること、天候にも左右されないこともあり、最も気軽にできる対策だと言えます。足がつるという悩みを持っている人は、すぐにでも実践してみると良いでしょう。
では、どうして足のつりにストレッチは効果的なのでしょうか。ストレッチは、血行を良くする効果があります。足のつりが起きやすいのは主にふくらはぎや足の裏などの、いわゆる末端と呼ばれる部分。この部分は血行が悪くなりやすいためためつりやすいのです。
つまり、末端へ血を巡らせることができるストレッチは、足がつる場合に大変有効な対策です。
<最初に行うべきストレッチ>
「足がつる」という人に話を聞くと、その多くがふくらはぎに集中しています。足がつる=ふくらはぎというのはもはやお約束となっており、ふくらはぎ以外はつったことがないという人もいるくらいです。ふくらはぎがつるからふくらはぎが悪いとか、何か問題があると考えるのは少し勇み足のようです。
実は、ふくらはぎよりも前にあるすねの部分に問題がある場合が多くなっています。特に、年齢を重ねた人で足のつりが頻繁に起きる場合に多いのですが、すねに問題があることで、歩くときにふくらはぎに負担がかかり、つってしまうということがあります。
ですから、最初に行うべきストレッチはすねの部分のストレッチです。
・すねの部分のストレッチ その①
- 正座をした状態で両手を床につき、後ろに体重をかけるようにします。
膝の部分が上がって、膝からすねのぶぶんに負荷が掛かるでしょう。 - この状態で15~20秒保ちます。そして、ゆっくりと体をもとに戻します。
この一連の流れを1セット3回で、1日2~3セット行うようにしましょう。
・すねの部分のストレッチ その②正座がしにくい人はこの方法
- いすに腰掛けて、一方の足を一方の太ももの上に乗せます。
- 足の指の部分を持って、自分の方に引き寄せます。このポーズだとすねに負荷がかかります。
すねの部分に負荷が掛かるようなストレッチを行うことが効果的です。すねの部分はあまり鍛えることがないので、筋肉が落ちやすいのです。使わない部分が劣化するということが言われるのも納得ですよね。年齢を重ねた人のすねは筋肉が落ちていることがほとんどです。すねを鍛えることで、ふくらはぎの負担を少なくすることができます。
<自己流でもOK>
足が冷えやすい人は無意識にふくらはぎを揉んだりする人もいると聞きます。足の冷えを解消するには、血行を良くすることがポイントです。その効果があるのがふくらはぎのマッサージです。
数年前に流行した本にも、ふくらはぎをマッサージすると健康に長生きできるという内容のものがありましたが、体が冷えるということが病気に関係していることは明らかです。
また、急な心臓発作が起きたときも、ふくらはぎをマッサージすると良いと言われています。ですから、ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれています。血行が悪いことであらゆる病気を引き起こすことが言われていますが、足のつりはその中でも多くの人が悩んでいること。ふくらはぎをマッサージすると同時にすねの部分もマッサージするとより効果的でしょう。
極端に冷えているときには?
足が冷たいということは冷え性の人には良くあることですが、足が冷たいだけではなく、痛みを感じることもあります。冷えの程度がさらにひどい場合にはかなり痛いということもあります。このようなときは、痛みも早めに取り除きたいので、冷えている部分を温めながらマッサージするようにしましょう。
<ホットタオル>
水でしぼったタオルをレンジで少し温めるとホッとタオルが出来上がります。ホットタオルを痛む場所に当てるだけでも即効性のある血行改善ができます。マッサージを同時に行うとより効果が高くなります。
足がつるならストレッチをすべしまとめ
足がつるならストレッチをすることが効果的です。足の冷えや血行不良が足のつりに関係があると言われています。特にすねの部分とふくらはぎはしっかり負荷がかかるようにしてマッサージを行うようにしましょう。無理なく自宅で簡単にできることがポイントです。できるだけ継続して行うようにしましょう。
あまりにも冷えが強い部分はホットタオルを準備して、温めながらマッサージを行うと効果が出やすくなります。ホットタオルは、水でしぼったタオルをレンジで温めるだけで完成します。