冬に足がつることが多い理由
足がつる人の中で、1年中という人もいればある一定の時期にだけつる人もいるようです。時期として挙げられるのは「冬」、詳しく言えば秋から冬にかけては足がつりやすいと言えます。1年中足がつる人でも、この時期は回数が多くなるという人もいるようです。
気温が低い
秋から冬にかけては1年中でいちばん気温が低い時期です。気温が低いことで私たちは血行不良になりやすいですし、末端の冷え性に悩む人も出てきます。また、気温が低くなることで活動したくない・・・という人も出てきます。寒いから外出したくないとか、動きたくないという人々です。
このように、気温が低くなることによって、体の変化だけでなく気持ちの面でも行動に現れることがあるので、どうしても足がつりやすくなるのです。
- 気温が低いので血行不良になり、体が冷える
- 気温が低いので活発に行動したくない・・・運動不足になる
概ね、このような理由で冬に足がつりやすくなります。
体を冷やさないためにできること
冬に気温が低くなって足がつりやすいということは、体を冷やさないためにできることを行っていかないといけません。体を温めるにはどのような方法があるのでしょうか。
3つの首を温める
3つの首とは、首、手首、足首です。この3つの首を温めることで体を温めることができます。首だったらマフラーやタートルネックの洋服、手首だったら手袋やアームフォーマー、足首だったらレッグウォーマーなどがあります。なんとなく身に着けていたこれらの冬用の衣類は、体を温めるために考えられたものなのです。
マッサージをする
つりやすいのは、足や手などがありますが、その多くが末端の部分。末端の部分がつるのは、体が冷えて血行不良になっているからと言えます。ですから、血行が良くなるように末端まで血液が流れるようにしなくてはなりません。セルフマッサージでも十分末端に血流を行き渡らせることができます。
指をつまんだり、グーパーグーパーしたり、手首や足首を使って回すだけでも効果はあります。何もしないでいるよりか、隙間時間やながら運動の一環で行うようにしましょう。習慣化することが大切です。特に女性は血行不良になることで、肌荒れや生理痛を悪化させたり・・・良いことはひとつもないのです。そういった点から見ても、マッサージを行うことをお勧めします。
血行を良くする食べ物を食べる
血行を良くする効果のある食べ物を食べるということも大切です。冬場によく食べるものの多くは血行を良くする効果があります。
- しょうが
- 大豆製品
- 青魚
- 豚肉
- 玉ねぎ
- ココア
たくさんあるのですが、これらの食べ物(飲み物)には、血行を良くしたり、血管内の血栓をできにくくする効果のある成分が入っています。また、血行を良くするために温かい食べ物を食べるのが鉄則です。冬場に鍋ものをよく食べるのもしっかり理にかなっていると言えるでしょう。飲み物で温められるものは温めるということも大切です。
暖房器具使い方
何となく、暖房やファンヒーターなどを使っているという人も多いかもしれませんね。効率よく部屋を暖めることも体を温めることにつながります。何となく暖房を使っているという人、部屋をしっかり暖めるように使えていますか?
足元を暖めるようにする
温かい空気は部屋の天井部分に移動して行きます。足元を暖めるようにすることが部屋を早く暖めるコツです。床に向けて温かい空気を送りこみましょう。一番効率よく部屋が暖まるのは、床暖房とも言われています。温かい空気の性質を上手に利用していると言えます。
とはいえ、床暖房の設置がされていない家庭がほとんどかと思われます。部屋中に暖かい空気を流すために、サーキュレーターの使用もお勧めです。扇風機のようなものですが、部屋中の空気の循環を良くしてくれます。
足がつるのは冬が多い!理由に迫るまとめ
冬に足がつるのは気温の低下による冷えや、気温が低くなって運動をしにくくなることが原因です。寒さを緩和するために、自分の体を温めることや、食事内容、部屋の暖房に気を付けましょう。食事に関して言えば、温かいものを食べ、香辛料などを上手に使い、血行を良くするようにしましょう。特に、末端が冷える人の場合はあらゆる方法で体を温めることが必要です。冬場は普段足がつらないという人でも足がつったり、普段から足がつりやすい人は回数が増えてしまう季節ですから、できる限りの予防法を実践して行くようにしましょう。